おもひを野に捨てよ

テニミュなど

ミュージカルテニスの王子様青学VS聖ルドルフ(9.19昼・夜 宮城、多賀城)

行き帰りが大変だった宮城公演。なぜなら嵐のライブと重なっていたから! チケット取ったときはシルバーウィークの初日だから観光客も多くて混むかな、くらいにしか思っていなかった宮城公演。後からライブがあること知って青ざめた。(情弱)でもなんだかんだなんとかなるだろう、と甘く見ていたら全然そんなことなくて、(バスのチケット取るのも一苦労)改めてジャニーズのすごさを体感した遠征となりました。

 

ルドルフで一番テンションが上がったのは、冒頭のまんがとキャストの対比のシーン。まんがを生身の人間が表現するっていうのやっぱりすごくカッコイイなーと思えて、テニミュを初めて観たときの原始的な喜びを再確認できた。このシーン、賛否両論なのかなと思うけど個人的にはすごく好きで、観たときカッコよすぎて叫びだしそうだった。不二先輩の謎ポーズすらカッコイイ。(後で原作を確認したら、裕太に声をかけるとこの不二先輩でした)テニミュはカッコイイの結晶だと思っているので、わたしは好きです。

あと今回再確認したのが三ツ矢雄二大先生のぶっ飛び作詞。歌、全部いいなあと思って観ていたのだけど、特に裕太くんの「♪不二裕太!」ドーン!がもうインパクト大。絶対に名前忘れない。大事なことがストレートに伝わる最高のトンチキ歌詞だと思います。好きだ。

ルドルフキャストもみんなすてきでした。赤澤と観月はじめ、こういう人いるんじゃないかな、と思える演技でますますキャラが好きになれた。人間味があった。二次元寄りの演技も好きなのだけど、人間味のある演技をされるととたんウオー○○好きだー! という気持ちがあふれてしまう。キャラの幅が広がった感じがするから。

ひとつ謎だったのが、大石と菊丸のコンテナシーン。自分の学校の試合中にコンテナに行くやつがあるか! 百歩譲っても、コンテナが試合会場の近くにあるわけない(3年間何度も訪れた場所なのに、今回の試合会場にバスで来ているのって整合性あるのか? バスで来るような場所にわざわざ反省しに行く?)ので観ているときずっと不思議だった。どうしても試合中の時系列にしなきゃいけなかったのかな。何か重大なところを見落としているんでしょうか。分かりません。

そういえば、観る前に不動峰がたくさん出ていると聞いていたので、過剰に期待してしまい、あれ、あんまり出てないな……と思って少し残念でした。どんだけ期待してたんだ。あと橘宍戸戦は、いったい誰が宍戸さんをやってたんだろう。最前から観てもわたしポンコツで分からず。

 

でも謎ポイントを加味しても、とても楽しいテニミュでした。多賀城バナナも食べられて満足です。また多賀城行くことあれば食べたいな。

ミュージカルテニスの王子様3rd season 青学vs不動峰(3.28 昼)

今さら4か月近く前のことを書くのってどうなんだ感はあるけど、書きたいので書くぞ!

(ちなみにわたしは不動峰公演については計3回観たのでそれぞれ思い出して書こうと思う。ヒマがあれば)

 

わたしがテニミュを劇場で初めて観たのは2ndの全国氷帝なので、なかなかの新参者の部類じゃないかと思う。テニス界隈は10年選手がざらなので。(たぶん)そんなわたしなので青学の代替わりも体感したことはなかったし(6代目の時点ではDVDのみだったから、リアルタイムで動向は追っていても代替わりがあったという実感があまりなかったような……悲しかったけど)もちろんシーズンが変わるのなんてわたしにとっては初めてのことだったので、どんな気持ちになるのかなーとどきどきわくわくだった。

去年のドリライ2014も観に行ったのだけど、これで最後だ~という感じがあまりなくて、次の公演も変わらず彼らがいるのだろうなあと思ってしまうくらいだった。だから、8代目を観たときに初めて代替わりやシーズンが変わったことを実感して、なんかおセンチな気分になったりすると思ったのだ。

けど、そんな予想は大きく外れてセンチメンタルのセの字も思い出さないくらい楽しいテニミュだった。7代目の影がちらつくんじゃないかなんて思っていたけど、そんなこと全然なかった。わたしって薄情なのかなあなんて少し思ったけど、それはきっと違って、キャストが誰であれテニミュという演目がおもしろいってことなんだろうと思う。

わたしが個人的に一番いいなと思ったのはリョーマくんと桃城のダブルス。こんな健全な世界がこの世に存在していいのかってレベルで感動した。(オタクなのですぐ規模の大きい話になる)

泉と布川がすごくイイ奴だったのがよかったんだと思う。申し訳ないのだけどわたしこいつらが緑山中ということをすっかり忘れていて、ダブルスで野良試合したときの相手ってこんなイイ奴だったかなーなんか意地悪な奴らだったような……ぐらいの認識だった。(家帰ってコミック確認したらやっぱり意地悪で、そうそう! そうだよね、と当時読んでた小学生時代の気持ち思い出したりした)泉・布川ペアがイイ奴として描かれていたおかげで、テニミュってこんな明るくてきらきらしてて健全な世界だったんだ~! と再確認できた。後半進むに連れてストーリー的に闇があるとは思うんだけど、(実際不動峰だって橘さんはモゴモゴ……)基本テニミュは明るくてきらきらしてて、それが一番だいじなところなんだと思う。わたしにとっては! 

キャストでいいな~と思ったのは菊丸と神尾。本田くんは自分がかわいく見える角度とか仕草とか熟知してるんだろうなあと脱帽。あますとこなくカワイイ。カワイイ菊丸もいいな。本田くんがいろいろたくさん考えてそうだからか、心なしか菊丸もいろんなこと考えてそうな賢い印象を受けた。自分の立ち位置とか全部考えたうえでかわいく振る舞ってそう。めったにノらない気分屋が~のシーンなんて人ひとり殺しちゃいそうな勢いだった。大げさすぎ? アクロバットもすごく上手。つい菊丸を目で追ってしまった。

神尾はわたしの考える神尾はまさにこれだ~! という神尾でめちゃめちゃときめいてしまった。海堂のマムシのシーン、神尾は海堂のことガン無視でずっとラケットのガットいじっていたのだけど、そこに猛烈に神尾らしさを感じた。自分が負けるなんてこと全く考えてない、ちょっと不遜なとこがぽい。声のトーンも、アニメに寄せているのかな。アニメの声優さんも好きなのでなおさら顕現降臨した感が強まった笑

 

ちなみにこの公演最前列で観ることができて、生きててよかったってこういうとき言うんだーと神様に感謝した。生まれて初めてのテニミュ最前列だったから、緊張やらなんやらで呼吸止まるかと思った笑

ラケットを振ったときの空気を切る音とか、テニスバッグを開けるときのチャックの音とかいろんな小さな音が聞こえてすごくどきどきした。あと桃城の靴ひもがかた結びにしてあってちょっとかわいいなって思った。かた結びでいいのかな? ふたつ輪をつくったあと一緒にくくってる感じだった。絶対ほどけないやつ。